子供との愛着形成
みなさん、こんにちは。
くれたけ心理相談室 青森支部 桑山です。
2.3日前、少し自分の中でモヤモヤが残ることがあり、気持ちが揺らいでいました。
そうしたらここ2、3日、夜中が全くない2歳の息子が夜泣きをするようになりました。
「ママーママー」
「ママー、行かないでー」
と、か細い声で夜中の3時ごろむくりと起きて泣いていました。
さて、心理学的にこの行動にどういう意味があるのか考えてみました。
2歳前後の子どもは、まだ言葉で「ママ大丈夫?」ということは難しく、表情や声のトーン・動作・空気感などから、ママの感情を敏感に感じ取ります。
これを心理学では情動の共鳴と呼びます。
愛着理論では子どもは親を「安全基地」として世界を探索します。ママが落ち着いていれば、子どもも安心して離れられるということです。
でもママが心のエネルギーを消耗して不安定になると、子どもは「安全基地が危ない」と感じ、再びママにべったり戻る行動(接近行動)を取ります。
そんな時は
泣いたら「ママここにいるよ」「怖かったね」と短く落ち着いた声で伝えたり、触れて安心させることで「安全基地」を再び強めることができます。
「安全基地」が揺らいでも再びつながる体験「修復体験」があれば、より深く、強い信頼関係を結べるとされています。
子育てをしていると自分に余裕がなくて子供に当たってしまったり、子供の前で顔に出てしまった…そんな日もあると思います。
それでもそのあとのフォローでむしろ愛着が安定しやすいとも言われています。
そんな時はこのブログを思い出してもらえたらなーと思います。
みなさん今日もお疲れ様でした。
ゆっくりお休みくださいね。
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