心の安全基地の作り方
みなさん、こんにちは。
くれたけ心理相談室 青森支部 桑山です。
今回は、私自身が過去の辛い経験を乗り越えて気づいた「心の安全基地」の作り方について書いていきたいな、と思います。
心の安全基地とは?
「心の安全基地」とは、どんなに辛いことがあっても自分が安心できる場所や状態のことを指します。
これは物理的な場所だけでなく、心の中に作ることもできます。
ブログをお読みの方はご存知かもしれませんが、私は幼い頃から、家庭で安心感を感じられずに育ちました。
父親とはもちろん、母親との関係も複雑で、時には憎しみや孤独を感じることもありました。
その経験がトラウマとなり、長い間自分自身を守る術を知らずに苦しんできました。
そんなときに心の安全基地を作るために私がしたことが大きく4つあります。
1. 自分の感情を認めること
まずは、悲しみや怒り、寂しさなどの感情を否定せずに受け入れました。
感情は抑え込むほど強くなります。自分の気持ちを認めることで少しずつ心が落ち着いていきました。
2. 信頼できる人とのつながりを持つ
家族や友人、カウンセラーなど、自分が安心して話せる人を見つけました。
誰かに話すことで、孤独感が和らぎ、心の安全基地が少しずつできていきました。
3. 自分を大切にする習慣を作る
毎日の中で、自分が心地よく感じる時間や場所を意識して持つようにしました。
例えば、ゆっくりお茶を飲む時間や、自然の中を散歩する時間などです。
4. ポジティブな自己対話を取り入れる
「私は頑張っている」「私は価値のある存在だ」と自分に語りかけることで、心の中に安心感を育てました。
過去の辛い経験は、確かに私たちの心に深い傷を残します。
でも、自分の感情を受け入れ、信頼できる人とつながり、自分を大切にすることで、少しずつ心の安全基地を作ることができます。
もし今、辛い思いを抱えている方がいたら、あなたは一人じゃありません。
一歩ずつ、自分の心を守る場所を作っていきましょう。
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