自分を守ることは、冷たさじゃなかった ― 全部受け止めなくていいと、やっと思えた ―

こんにちは。

くれたけ心理相談室 青森支部 桑山です。

 

最近、わたしの中で【自分を守る】という言葉の意味が、少し変わってきました。

以前の私は、我慢することや耐えること、波風を立てないこと、それが“大人”で、“優しさ”だと思っていました。

でも実際には、そうやって守っていたのは相手の感情や、場の空気、関係そのもの。

自分自身は、後回しになっていたことに気づきました。

 

日常の中で、

「これは今の私にはしんどいな」

「ここまでならできるけど、これ以上は無理だな」

そう感じる瞬間が増えてきました。

 

そして最近、少しずつですが

・無理なやりとりを減らす

・距離を置く

・説明しすぎない

そんな行動を選ぶようになりました。

 

最初は、正直怖かったです。冷たいと思われないか。わがままだと思われないか。関係が壊れるんじゃないか。

でも、心理学的に見ても自分を守るための境界線(バウンダリー)は、健全な人間関係に欠かせないものです。

境界線は、相手を拒絶するためのものではありません。

「ここまでは大丈夫」「ここからは守りたい」

そう伝えるための、心のフェンスです。

 

カウンセリングの場でも長く苦しんできた方ほど「自分を守る=悪いこと」と感じていることが少なくありません。

でも実は自分を守れないまま差し出す優しさはいつか怒りや無力感に変わってしまいます。

自分を守ることは、逃げでも、諦めでもありません。

これ以上傷つかないための選択です。

 

そして不思議なことに境界線を引き始めると、本当に大切にしたい人や関係が少しずつ見えてくることもあります。

「全部受け止めなくていい」

「全部説明しなくていい」

「全部頑張らなくていい」

今の私は、そう自分に言えるようになってきました。

 

もしあなたが今、「これ以上はしんどい」と感じているなら、それは弱さではなく、心のブレーキがちゃんと働いている証拠です。

自分を守ることはこれから先の人生を長く生きるための土台となります。

その練習を、一緒にしていけたらと思っています。

投稿者プロフィール

桑山 美咲
桑山 美咲
認定心理士、精神保健福祉士、社会福祉士を所持しております。
「あなたに出会えてよかった」そう思っていただけるカウンセリングを心がけています。

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