性の悩みについて
こんにちは、くれたけ心理相談室 青森支部 桑山です。
性にまつわる悩みって、なかなか人には話しにくいものですよね。
とてもプライベートで、繊細で、「こんなこと思うなんておかしいかな?」と、自分の気持ちを押し込めてしまうこともあるかもしれません。
たとえば…
- パートナーとの性に関するズレを感じる
- 性欲がない/強いことで罪悪感を抱いてしまう
- 自分の体や性に違和感がある
- 恋愛対象が「多くの人と違うかもしれない」と感じている
- 男女どちらでもない自分を、どう表現したらいいかわからない
- 周りから「普通」とされる姿に、自分を合わせるのがつらい
こうした悩みは、とても個人的で、それぞれ違って当たり前です。
でも、社会や周囲の目が「これが正しい」「こうあるべき」と決めつけてくると、自分の感覚を信じるのが難しくなることもありますよね。
LGBTQ+やジェンダーのことも、ひとりで抱え込まないで
最近では「LGBTQ+」「ジェンダーの多様性」といった言葉も、少しずつ広まってきました。
でも、理解が追いついていなかったり、偏見にさらされたりすることもまだあります。
たとえば、
- 同性が好きだけど、家族や友人にどう思われるかが怖い
- 恋愛や性に興味がないけど、それを言うと「変だね」と言われる
- 自分の性別をうまく言葉にできないけど、たしかに「自分」はここにいる
- 「あなたはこういう人」と決めつけられるのがつらい
どれも、真剣で大切な気持ちです。
そして、「こんなふうに感じる自分はダメなのかも」と思う必要はまったくありません。
あなたが感じていることには、ちゃんと意味があります。
それは、あなたの「心の声」だから。
誰かと話すことで見えてくるもの
性やジェンダーのこと、自分自身のこと。
ひとりで考えていると、ぐるぐると思い悩んでしまうこともあります。
でも、安心できる場所で、やさしく聴いてもらえると、ふっと気持ちがゆるんだり、自分を責める気持ちがやわらいだりすることもあります。
「こんなこと話してもいいのかな?」
「誰かに受け止めてもらえるのかな?」
そんなふうに迷っているあなたにこそ、知っていてほしいんです。
性の悩みを話すことは、弱さではなく、あなたがあなたを大切にしている証です。
多様な性、いろんな生き方、どんな感覚も、比べたり否定したりせずに、大切にできる社会になりますように。
まずは、あなた自身が、あなたを大切にできますように。
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