近年、虐待の件数は増加傾向にあり、幼い子供の悲しいニュースを目にすることも少なくありません。
また、近年は身体的虐待よりも心理的虐待が虐待の第一位となっています。
私は、幼少期、いくつかの虐待を受けてきました。と、いっても他のページやブログをご覧になった方はお分かりかと思いますが、私は幼少期の家庭の記憶がぽっかりありません。なので断片的な記憶や母や姉妹の話を聞いてそうなのだろう、という状態です。
身体的虐待はわかりやすく殴ったり蹴ったり、叩いたり。身体に傷を与えることです。身体的虐待は身体に傷が残るので周囲も気づきやすく、本人も自覚があることが多いです。
しかし心理的虐待は周囲も気づきにくく、本人も虐待をされている自覚がないことが多いです。
心理的虐待は両親が頻繁に喧嘩する場面を子供に見せることも含まれます。母→父or父→母へのDV現場を見せることも。
心理的虐待の括りは多岐にわたります。暴言を吐くことはもちろん、例えばやりたくもない習い事をたくさんやらされたり、頑張ってテストでいい点数を取っても褒めてもらえなかったり。何時間も部屋に缶詰にされて説教されたり、意図的に無視したり。
ネグレクトも近年増加傾向です。十分に食事を与えず子供に無関心。入浴をさせない、適切な医療を受けさせない、等です。最近は放置子と言う言葉が広まってきましたね。これもネグレクトの一種です。
このように虐待を受けてきた子は自尊心が低く、人と良好なコミュニケーションをとることが難しくなる傾向があります。
また、酷い状態に入ると心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患う方もいらっしゃいます。そして更に長期的に辛い状況に置かれると複雑性心的外傷後ストレス障害(C-PTSD)を患う場合もあります。
他者から見て明らかにそれは虐待だ、と認識しても虐待を受けてきた方々はそれを虐待だ、と認められないことが多いです。
なぜか。父or母や保護者が大好きだからです。
それに、自分が大好きな人から虐待を受けている、なんて、惨めで、苦しくて、悲しすぎるじゃないですか。
そんな自分を認めたくない、父や母、保護者を悪者にしたくない、そんな心理からです。
性的虐待を受けてきた方は特に認めることが難しく、打ち明けることができることも稀です。
自分が汚いように思ってしまうのですね。愛される価値がないと、思ってしまうのですね。
逆に愛情の感じ方がわからず、性的行為でないと愛を感じられない、と、性的逸脱行為に走る方もいらっしゃいます。
【虐待を受けている、受けていた方へ】
一生懸命、生きてきましたね。頑張りました。誰が言ってくれなくても私が労います。
誰にも打ち明けられなくてずっと苦しくて。私とあなたの傷は同じものではないけれど、私も経験してきたので少しはわかります。
今まで生きていてくれてありがとう。このページにきて読んでくれてありがとう。
自分の中に抑圧した気持ち、私に打ち明けてみませんか?
守秘義務は厳守します。幼いころの自分も、今の自分も丸ごと自分で包んであげませんか。
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